「自分はどんな性格なのか」
「どんな女性と相性がいいのか」
「結婚相手には何を求めているのか」
婚活を始めると、自分なりに自己分析をする男性も多いと思います。
もちろん、婚活において自己分析は大切です。
自分がどんな結婚生活を望んでいるのか分からなければ、どんな相手を選べばいいのかも分かりません。
ところが、しっかり自己分析をしているつもりなのに、半年、1年と婚活が長引いてしまう男性もいます。
お見合いはできている。
仮交際にも進んでいる。
それでも、
「悪い人ではないんですけど……」
「何か違うんですよね」
「自分に合う人ではない気がします」
「もう少し会ってみないと分かりません」
と、なかなか決められない。
そんな状態が続いているなら、自己分析が足りないのではなく、自己分析の使い方を一度見直してみてもいいかもしれません。
自己分析とは、「自分に合う理想の女性像」を完成させることではありません。
実際に出会った女性との関係を通して、
「自分はどんな人と、どんな関係を築くと心地いいのか」
を知っていくことも、大切な自己分析です。
今回は、元結婚相談所カウンセラーとして実際に見てきたケースも交えながら、自己分析をしているのに婚活がうまくいかない男性に考えてほしいことをお伝えします。
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婚活で自己分析することは大切です
まず、自己分析そのものが悪いわけではありません。
むしろ婚活では、自分自身について考えることはとても大切です。
自分を知らなければ相手も選びにくい
結婚すると、恋人として楽しい時間を過ごすだけではなく、一緒に生活していくことになります。
仕事。
休日の過ごし方。
お金の使い方。
家事。
住む場所。
家族との付き合い方。
一人の時間。
子どもについての考え方。
こうしたことに対して、
「自分はどんな生活を送りたいのか」
がまったく分からなければ、相手との相性も判断しにくくなります。
だから、
「自分はどんな性格なのか」
「何を大切にしているのか」
「どんな家庭を作りたいのか」
を考えることは必要です。
自己分析は「自分に合う女性の正解」を作ることではない
ただ、ここで気をつけたいことがあります。
自己分析をしていくうちに、
「自分は控えめだから、積極的な女性が合う」
「自分はインドアだから、同じインドアの女性がいい」
「自分は話すのが苦手だから、会話をリードしてくれる女性がいい」
など、少しずつ「自分に合う女性像」を作ってしまうことがあります。
もちろん、それが相手を探す一つの目安になることはあります。
でも、
「自分はこういう性格だから、こういう女性が合うはず」
という自己分析の結果と、実際に一緒にいて心地いい女性が一致するとは限りません。
人と人との相性は、それほど単純な方程式ではないからです。
自己分析が「理想の女性探し」になっていませんか?
自己分析をすればするほど、自分のことが分かってくる。
これは良いことです。
ところが、その自己分析がいつの間にか、
「自分に合う理想の女性を探すための条件作り」
になってしまうことがあります。
頭の中に「自分に合う女性」が出来上がっていく
例えば、
性格は明るい。
自分より少し積極的。
話を振ってくれる。
価値観が近い。
趣味もある程度合う。
金銭感覚も似ている。
家庭的。
見た目も好み。
年齢も希望の範囲。
このように条件を一つずつ考えていけば、頭の中には少しずつ「自分に合う女性」が出来上がっていきます。
すると実際に女性と会ったとき、
「この女性はどんな人なんだろう?」
と知ろうとするより、
「自分が求めている女性に当てはまっているだろうか?」
という見方になりやすくなります。
つまり、婚活が目の前の女性を知る時間ではなく、理想像との答え合わせになってしまうのです。
「悪くないけど何か違う」が続いていく
理想像との答え合わせをしていると、
「悪くないんですけど……」
「話しやすいんですけど……」
「特に嫌なところはないんですけど……」
「何か違うんですよね」
ということが増えていきます。
そして、
「もっと自分に合う女性がいるのでは?」
と考える。
次の女性に会っても、また何かが違う。
さらに次の女性を探す。
この状態になると、出会いは増えているのに婚活はなかなか前に進みません。
「もっと自分に合う人がいるかもしれない」と考えてしまう男性については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
【関連記事】
婚活で「もっといい人がいる」と思ってしまう理由|ご縁を逃す人の共通点
1年婚活しても決まらない男性に考えてほしいこと
以前、婚活を始めて1年ほど経った男性がいました。
※個人が特定されないよう、内容の一部を一般化しています。
その男性は、何も考えずに婚活していたわけではありません。
むしろ、自分なりによく考えていました。
「自分はどんな性格なのか」
「どういう女性と相性がいいのか」
「自分にはどんなタイプの女性が合うのか」
自分なりに自己分析をしながら活動していたのです。
それでも、なかなか結婚相手を決めることができませんでした。
自己分析はしている。でも現実の女性を見ている?
私から見ていて感じたのは、
「自己分析が足りない」
ということではありませんでした。
むしろ、
頭の中にいる「自分に合うはずの女性」を探し続けている
ように見えたのです。
目の前の女性に大きな問題があるわけではない。
何度か会うこともできる。
でも、なかなか決めきれない。
「もう少し会えば分かるかもしれない」
「自分にはもっと合う女性がいるのかもしれない」
と考える。
自己分析をしているのに、その分析結果が「理想の相手を探すための条件」になってしまうと、現実の女性を見る目より、頭の中の理想像の方が強くなってしまいます。
「決め手がない」のは女性に魅力がないから?
婚活をしている男性から、
「悪いところはないんですけど、決め手がないんですよね」
という言葉を聞くことがあります。
もちろん、本当に相性が合わない場合もあります。
何度会っても気持ちが動かないのであれば、無理に交際を続ける必要もありません。
でも、「決め手がない」が何人もの女性に続いているなら、一度別の方向から考えてみてもいいでしょう。
理想の女性と比べれば誰でも「何か違う」
頭の中にいる理想の女性には、欠点がありません。
自分の話をよく聞いてくれる。
価値観も合う。
性格もいい。
見た目も好み。
自分を理解してくれる。
一緒にいて楽しい。
しかも結婚生活もうまくいきそう。
でも、現実の人間はそうではありません。
「ここは好きだけど、ここは自分と違う」
「話は合うけれど、趣味は違う」
「一緒にいると落ち着くけれど、見た目は今までのタイプとは違う」
そういうものです。
理想像を基準に現実の女性を見ると、どうしても「足りないところ」が目につきやすくなります。
決め手を「待っているだけ」になっていない?
そしてもう一つ考えてほしいことがあります。
「決め手がない」と思ったとき、
決め手になる何かが女性側から出てくるのを待っていませんか?
何度か食事をしていれば、そのうち好きになるかもしれない。
そのうち「この人だ」と思える瞬間が来るかもしれない。
もちろん、そうなることもあります。
でも、同じような食事を何回繰り返しても、相手について知ることが増えていなければ、判断材料も増えません。
「何度会っても決めきれない」という男性については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】
婚活で決め手がない男性へ|何度会っても答えが出ない理由
自己分析は「答え合わせ」ではなく「更新」するもの
私は、婚活での自己分析は一度やったら終わりではないと思っています。
婚活を始める前の自己分析は、いわば仮説です。
「自分にはこういう女性が合いそう」
「こんな家庭が理想」
「こういうタイプが好き」
最初はそれで構いません。
でも、実際に婚活を始めたら、その仮説を出会いによって少しずつ更新していくことが大切です。
実際に会った女性から自分を知る
例えば、婚活を始める前は、
「自分は控えめだから、積極的な女性が合う」
と思っていたとします。
でも実際に積極的な女性と何人か会ってみたら、
「意外と自分のペースで話せる女性の方が落ち着く」
と気づくかもしれません。
反対に、
「趣味が同じ女性がいい」
と思っていたのに、実際に会ってみたら、
「趣味は違っても、お互いの時間を尊重できる人の方が心地いい」
と分かることもあります。
あるいは、
「話が面白い女性がいい」
と思っていたけれど、
「自分の話を穏やかに聞いてくれる女性の方が自然に話せる」
と気づくこともあるでしょう。
こうした気づきは、婚活を始める前の自己分析だけでは分かりません。
実際の人と会ったからこそ分かった自分自身の一面です。
これも立派な自己分析です。
1年前と同じ理想を追いかけていませんか?
もし婚活を始めて1年ほど経っているのであれば、一度振り返ってみてください。
婚活を始めた頃と比べて、
「自分に合う女性像」
は変わりましたか?
もちろん、変わっていないから悪いという話ではありません。
大切にしたい価値観や、どうしても譲れないこともあるでしょう。
ただ、1年間婚活をして、何人もの女性と実際に会ったのであれば、その経験から分かったこともあるはずです。
この1年で出会った女性から何を知りましたか?
例えば、こんなふうに振り返ってみてください。
「どんな女性とは自然に話せた?」
「どんな女性といると疲れた?」
「どんなときに、また会いたいと思った?」
「条件は良かったのに惹かれなかった女性には、何が足りなかった?」
「逆に、希望条件とは少し違ったのに居心地がよかった女性はいなかった?」
「自分はどんな女性の前だと素直に話せた?」
「どんな関係になると受け身になってしまった?」
こうした経験には、自分が本当に大切にしているものを知るヒントがあります。
1年間の婚活で大切なのは、
「理想の女性にまだ出会えていない」
という結論だけではありません。
「この1年間の出会いから、自分について何が分かったか」
ということです。
「正解の女性」を探すのをやめてみる
自己分析をすると、
「自分の性格なら、このタイプの女性が正解」
という答えが欲しくなるかもしれません。
でも、結婚相手探しに全員共通の正解はありません。
「控えめな男性には積極的な女性」
「インドアな男性にはインドアな女性」
というように、単純に決められるものでもありません。
「この女性は自分に合う?」だけではなく「この女性といる自分はどう?」
ここで少し視点を変えてみてください。
「この女性は自分の理想に合っている?」
だけではなく、
「この女性と一緒にいるときの自分はどうだろう?」
と考えてみるのです。
無理に話題を作らなくても話せる。
格好をつけすぎなくていい。
自分の意見を言える。
意見が違っても嫌な感じがしない。
一緒にいると気持ちが穏やかになる。
また話したいと思える。
こうした感覚は、プロフィールの条件を眺めているだけでは分かりません。
目の前の女性と実際に時間を過ごすから分かることです。
婚活で「正解」を探しすぎてしまう男性については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
【関連記事】
婚活男性がやりがちな「正解探し」|大切なのはルールより相手を見ること
理想の女性ではなく「結婚生活」を見てみる
それでも、
「この女性が自分に合うのか分からない」
と思うのであれば、一度「理想の女性」という考えから離れてみてください。
そして、
「この女性と結婚したら、どんな毎日になりそうだろう?」
と考えてみてください。
結婚生活の多くは、特別なデートではなく日常です。
仕事から帰ってきて、一緒に夕食を食べる。
何も予定のない休日を過ごす。
家事をする。
疲れている日もある。
意見が合わない日もある。
お金や仕事について相談することもある。
そんな日常の中に、その女性がいることを想像してみてください。
「毎日一緒に食事をしている姿を想像できる?」
「何もない休日を一緒に過ごせそう?」
「意見が違ったときに話し合えそう?」
「疲れて帰ってきたとき、この人が家にいたらどう感じる?」
「困ったとき、二人で考えていけそう?」
こうして考えてみると、
「自分の理想の女性か?」
とは違う答えが見えてくることがあります。
婚活が長引いているときほど、条件だけではなく「その人との結婚生活」をイメージしてみてください。
【関連記事】
婚活が長引く人の共通点|結婚生活をイメージできていますか?
婚活が長引いているなら「条件」より「相手の見方」を振り返る
婚活が1年、2年と長引いてくると、
「条件を下げた方がいいのかな」
と考える男性もいるでしょう。
でも、私は単純に「理想を下げればいい」「条件を妥協すればいい」という話ではないと思っています。
大切にしたい価値観は、無理に変える必要はありません。
結婚生活に大きく関わる条件もあります。
ただ、
「まだ自分に合う女性に出会えていない」
だけで終わらせる前に、一度振り返ってほしいのです。
「自分は、これまで出会った女性をどのように見てきただろう?」
と。
自分の理想と比べて、足りないところばかり見ていなかったか。
「もっといい人がいるかもしれない」と考えていなかったか。
相手から決め手を与えてもらうのを待っていなかったか。
自分の中に作った「正解の女性」に当てはめようとしていなかったか。
目の前の女性自身を知ろうとしていただろうか。
婚活が長引いているとき、見直すべきなのはプロフィールの希望条件だけとは限りません。
「相手を見る視点」を少し変えるだけで、これまでとは違うものが見えてくることがあります。
一人で考えるほど「理想」が固まってしまうこともある
真面目な男性ほど、
「自分にはどんな女性が合うんだろう」
と一人で考え続けてしまうことがあります。
もちろん、自分で考えることは大切です。
ただ、一人で自己分析を繰り返していると、
「自分はこういう性格」
「だからこういう女性が合う」
という考えが、いつの間にか固定されてしまうこともあります。
そんなときは、第三者から、
「実際に会っているときのあなたはどうだった?」
「その女性のどこが合わないと感じた?」
「条件ではなく、一緒にいたときはどう感じた?」
と客観的に問いかけてもらうことで、自分では気づかなかったことが見えてくる場合があります。
結婚相談所を選ぶときも、紹介人数や料金だけでなく、交際中の振り返りや自己分析まで相談できるかという視点で比較してみるのも一つの方法です。
▶ 自分に合った結婚相談所を比較してみるまとめ|自己分析は婚活しながら更新していく
婚活で自己分析をすることは大切です。
でも、
「自分はこういう性格」
「だから、こういう女性が合う」
「この条件を満たす女性が理想」
と、最初から答えを完成させる必要はありません。
婚活前に考えた「自分に合う女性」は、あくまで一つの仮説です。
実際に女性と会う。
話してみる。
一緒に時間を過ごす。
違いを知る。
そのとき自分がどう感じたのかを見る。
そして、
「自分はこういう関係だと心地いいんだ」
「こういう人の前だと自然に話せるんだ」
「思っていたほど、この条件は重要ではなかったんだ」
と、自分について新しく知っていく。
自己分析は、婚活を始める前に完成させるものではありません。
実際の出会いを通して、何度も更新していくものです。
もし婚活が長引いているのであれば、
「まだ理想の女性に出会えていない」
と考えるだけではなく、これまでの出会いを一度振り返ってみてください。
そして次に女性と会ったときは、
「この女性は自分の理想に合っている?」ではなく、「この女性といる自分はどうだろう?」
と考えてみてください。
目の前の人を見ることから、これまでとは違う婚活が始まるかもしれません。



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