婚活をしている人は、誰もが真剣に結婚したいと思っています。
特に結婚相談所で活動している方は、決して安くはない費用を払って婚活に取り組んでいます。遊び半分ではありません。
だからこそ、私は「結婚したくない人」が婚活を続けているとは思っていません。
しかし、元結婚相談所カウンセラーとして多くの会員さんを見てきた中で、成婚まで進めない人にはある共通点があるように感じました。
それは、
「結婚したい」という気持ちは本物なのに、「結婚後の生活」がまだ具体的にイメージできていないことです。
理想の相手を探すことに意識が向きすぎてしまい、本来の目的である「結婚生活」を考える時間が少なくなっているのかもしれません。
今回は、婚活が長引く人に共通する考え方について、現場で感じてきたことをお話しします。
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理想を持つことは悪いことではない
最初にお伝えしたいのは、理想を持つこと自体は決して悪いことではありません。
婚活を始めるなら、
- 優しい人がいい
- 清潔感のある人がいい
- 見た目もある程度好みの人がいい
- 価値観が合う人がいい
こうした希望を持つのは、ごく自然なことです。
私自身が婚活を始めるとしたら、きっと何らかの理想は持つと思います。
つまり、婚活が長引く原因は「理想があること」ではありません。
理想を持つことは自然なことですが、その理想が婚活にどのような影響を与えるのかは別の問題です。実際に現場で多く見てきた、50代男性が若い女性を選んでしまう心理については、こちらの記事で詳しく解説しています。
婚活が長引く人は「相手探し」が目的になっている
実際に担当していた会員さんの中に、こんな男性がいました。
40代後半で初婚。
お世辞にも見た目に気を使っているタイプではなく、服装や髪型にもあまり関心がありません。
それでも、お見合いは決して組めないわけではありませんでした。
仮交際に進むこともあります。
しかし、毎回のように交際終了になります。
理由を聞くと、
「そこまでタイプじゃなかった」
という答えが返ってきます。
もちろん、本心なのか、自分を納得させるための言葉なのかは本人しか分かりません。
ただ、私が気になったのはそこではありません。
その男性が話す内容は、いつも
「きれいな人がいい」
「タイプの女性がいい」
という話ばかりで、
「どんな結婚生活を送りたいか」
という話は一度も出てこなかったのです。
婚活では「相手を選ぶこと」に意識が向きすぎる一方で、自分が相手からどう見られているかに気づきにくいことがあります。実際に現場で感じた婚活男性の盲点については、こちらの記事でも紹介しています。
「この人と結婚したら」を考えられているでしょうか
婚活では、
「この人はタイプだろうか」
「写真の印象がいい」
「条件が希望に近い」
と考えることは多いでしょう。
もちろん、それも大切です。
しかし、結婚は恋愛のゴールではありません。
生活のスタートです。
例えば、
- 毎日一緒に食事をする姿
- 休日を一緒に過ごす時間
- 困ったときに支え合う関係
- 10年後、20年後も隣にいる姿
こうした結婚生活を想像できるかどうかも、とても大切な視点です。
相手を「好きになれるか」だけではなく、
「この人と一緒に暮らす未来が想像できるか」
という視点が、婚活では欠かせません。
見た目だけでは結婚生活は続かない
見た目が好みであることは、もちろん魅力の一つです。
しかし、結婚生活ではそれ以上に大切になることがあります。
例えば、
- 会話のテンポが合うか
- 金銭感覚が近いか
- 思いやりを持って接してくれるか
- 一緒にいて安心できるか
- 無理をしなくても自然体でいられるか
こうした積み重ねが、長い結婚生活を支えていきます。
見た目だけで結婚生活を続けることはできません。
だからこそ、プロフィールや写真だけでは分からない部分を見るために、お見合いや仮交際という期間があるのです。
条件や年収だけでは結婚生活の相性は判断できません。実際には、条件が悪くないにもかかわらず選ばれない男性には共通する特徴があります。
これは男性だけに当てはまる話ではありません。条件に恵まれていても婚活が思うように進まない女性にも、共通する傾向があります。
▶︎ なぜか選ばれない…婚活で条件がいい女性に共通する5つの原因
成婚する人は「理想」が変わっていく
成婚する人は、理想を捨てているわけではありません。
活動を続ける中で、理想の中身が少しずつ変わっていきます。
婚活を始めた頃は、
- 見た目がタイプ
- 条件が良い
- ドキドキする
という基準だった人が、
活動を重ねるうちに、
- 一緒にいて落ち着く
- 無理なく会話ができる
- 将来の生活が想像できる
という基準へ変わっていきます。
理想を諦めたのではありません。
「結婚生活を大切にする理想」へ変わっていくのです。
成婚する人は、活動を続ける中で相手を見る視点が少しずつ変わっていきます。お見合いで「うまくいったと思ったのに断られる」というケースにも、その視点の違いが表れることがあります。
婚活が長引く人ほど「結婚生活」を考えてみてほしい
婚活が長引く人ほど、
「どんな人と結婚したいか」
については、たくさん考えています。
しかし、
「どんな結婚生活を送りたいか」
について考える時間は意外と少ないように感じます。
例えば、
- 一緒に笑って食事をしたい
- 困ったときは支え合いたい
- 穏やかな毎日を送りたい
そんな未来を思い描いてみると、
今まで見えていなかった相手の魅力に気づくことがあります。
婚活は、理想の相手を探す活動ではありません。
理想の結婚生活を一緒に築ける相手を探す活動なのです。
仮交際では、お互いを知る時間を通して「この人と結婚生活を送れるか」を考えていきます。しかし、恋愛感覚のまま活動してしまうと、関係が前に進みにくくなることがあります。
婚活では「選ぶ」だけでなく「選ばれる」ことも忘れてはいけない
婚活では、自分が相手を選ぶだけではありません。
相手もまた、自分を見ています。
そのため、
「もっと理想の人がいるかもしれない」
と相手ばかりに目を向けるのではなく、
自分自身も結婚相手として選ばれる努力を続けることが大切です。
服装や身だしなみを整えること。
会話を見直すこと。
相手の立場で考えること。
こうした積み重ねが、成婚へ近づく大きな一歩になります。
迷ったときは第三者の視点を取り入れることも大切
婚活では、自分では気づけない思い込みや選び方のクセが結果に影響していることがあります。
結婚相談所では、プロフィールの改善だけでなく、お見合いや仮交際での振り返りを通じて、客観的なアドバイスを受けることができます。
「今の婚活の進め方でいいのか不安…」
と感じている方は、一度相談所ごとのサポート内容を比較してみるのも一つの方法です。
▶︎ 結婚相談所の比較はこちらまとめ|婚活のゴールは「結婚」ではなく「結婚生活」
婚活では、理想を持つことは決して悪いことではありません。
しかし、
理想の相手を探すことばかりに意識が向いてしまうと、
本当に大切なことを見失ってしまうことがあります。
結婚は、
相手を見つけることがゴールではありません。
その人と一緒に生活を始めることがスタートです。
もし相手選びに迷ったときは、
「この人は理想の相手だろうか?」
だけではなく、
「この人とどんな毎日を過ごしたいだろう?」
という視点でも考えてみてください。
その視点を持つことで、今までとは違うご縁につながることもあるかもしれません。



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