優しい=良い人の誤解|婚活で本当に見るべきなのはココ

婚活の基本

婚活でよく聞く「優しさ基準」の落とし穴と、本当に見るべきポイント

婚活の希望条件をヒアリングすると、かなりの確率で出てくるのが「優しい人がいいです」という言葉。
あなたも一度は言ったことがあるかもしれません。

もちろん、優しさは恋愛においてとても大切です。
誰だって意地悪な人より、優しく接してくれる人と一緒にいたい。
これは自然な感情です。

しかし、婚活の現場では「優しい人」という基準だけでお相手を選ぶと、後から「こんなはずじゃなかった…」というミスマッチが起こりやすいという現実があります。

なぜなのか?
この記事では、
「優しい=いい人」ではない理由
優しさだけを基準にする危険性
そして
本当に見るべき“成熟した優しさ”のポイント
を丁寧に解説します。


■「優しい人=いい人」とは限らない理由

婚活初期の出会いほど、相手は自然と“優しい人”に見えます。
初対面で冷たく接する人はほとんどいませんし、多少の気遣いや丁寧さは誰でも出せるからです。

そして厄介なのは、表面的な優しさだけなら演じることもできてしまうという点です。

ニコニコしている
否定しない
話を合わせてくれる
怒らない
このあたりは、数回会うだけなら簡単に取り繕えます。

しかし、これらは「人として成熟している」こととは限らないのです。

たとえば、

  • 衝突を避けたいから意見を言わないだけ
  • 自分の本心を隠すのが癖になっているだけ
  • 嫌われたくないから”その場しのぎの優しさ”を見せているだけ
    …という場合もあります。

こうした“なんとなく優しい人”を本気で選んでしまうと、後になって価値観のズレや問題解決能力の低さが露呈し、関係がうまくいかなくなってしまいます。


■よくある“優しさの勘違い”3つ

①「優しい=自分を大切にしてくれる」ではない

誰にでも優しいタイプの人もいます。
あなたにも優しいけれど、他の人にも同じテンションで優しい。
その場合、恋人としての優先順位をしっかりつけられない可能性があります。

“誰にでも優しい”は素晴らしい一方で、
パートナーを特別に扱ってくれるとは限りません。

②「怒らない=優しい」は誤解

全く怒らない人を見ると「優しい人だな」と感じがちです。
しかし、怒らないのではなく“感情を出せない”“問題から逃げる”というタイプの人もいます。

本当に優しい人は、必要なときにはきちんと意見を伝えられます。

③「なんでも許してくれる=優しい」は危険

あなたの都合にすべて合わせてくれる優しさは、一見すると居心地が良いものです。
しかし裏側には、

  • 自己犠牲が大きい
  • 我慢が積み重なって関係が突然破綻する
  • 主体性がないために将来の選択が進まない
    というリスクが隠れています。

“優しさ”が「自己主張しないだけ」という場合は、結婚後に問題が山積みになることも。


■本当に良いパートナーが持つ“成熟した優しさ”とは

必要なのは「優しさ」そのものではなく、
“成熟した優しさ”を持っているかどうかです。

成熟した優しさとは、以下の要素が揃っている状態を指します。

● 相手の話を丁寧に聞ける

ただ黙って聞くだけではなく、相手の意図を理解しようとする姿勢がある。

● 違いを尊重できる

価値観が違っても否定しない。柔軟に対応できる。

● 必要な場面では意見を伝える

嫌なことは「嫌だ」と言える。
境界線(バウンダリー)を適切に引ける。

● 感情のコントロールができる

怒りをぶつけず、話し合いで解決できる。

● 行動で優しさを示せる

時間や約束を守る、長期的な目線で行動できる。

本物の優しさは“態度”だけでなく、行動と一貫性に表れるものです。


■「優しさ」を判断するには、行動を見るべき

優しさを見極めるときに重要なのは、
言葉ではなく行動と態度を観察すること。

以下のポイントは特に有効です。

● 店員さんへの態度

あなたには優しくても、店員さんに横柄な人は要注意。

● 不快なことがあったときの反応

イライラをぶつけるか?
冷静に対処するか?

この場面で本性が出ます。

● あなたの話を遮らないか

自分の話ばかりする人は、パートナーシップが築きにくい。

● 自分の意見をちゃんと言えるか

「なんでもいいよ」は優しさではなく“無責任”の可能性も。


■「優しいだけの人」には注意が必要なケース

婚活で実は一番気をつけるべきタイプは、
“優しい”こと以外に強みが見えない人です。

具体的にはこんな人。

  • なんでもあなたに合わせる(主体性ゼロ)
  • 仕事や生活の責任感が弱い
  • トラブルが起きると逃げる
  • 家庭を作る上での意思決定ができない
  • 自己肯定感が極端に低く、依存傾向がある

「優しいけど、頼りない」
「優しいけど、決められない」
「優しいけど、感情の浮き沈みが激しい」

こうした“優しいだけの人”は、家庭を築く段階になると苦労するケースが多いです。


■優しさは大事。でも“優しさ一択”は危険。

優しさは、結婚相手に求める条件の中でもとても重要です。
しかし、優しさだけで人を判断するのは危険です。

本当に大切なのは、

  • 優しさが行動に表れているか
  • 成熟したコミュニケーションができるか
  • 問題が起きたときに共に向き合えるか
  • 一貫した態度があるか

つまり、
あなたと長期的に、安定した関係を築ける力を持っているかどうか。

婚活では、短い時間で相手を判断する必要があります。
だからこそ「優しい」という曖昧な言葉ではなく、
具体的な観察ポイントを知っておくことがとても大切です。

優しさは大きな魅力です。
ただ、その優しさが“成熟した優しさ”なのかどうかを見極めれば、
あなたに合うパートナーはきっと見つかります。

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